Drkazu's Life (Hack) blog

人生、ライフハック、PC、Mac、カメラ、写真、将棋など人生折り返し地点を過ぎた男のボヤキ

浮き浮き(ウキウキ)飛車戦法(目くらまし戦法)対策 序章

相手先手、私、後手番のある序盤戦

▲2六歩△3四歩▲2五歩△3三角▲2六飛

 

定跡通り、飛車先を切られないように△3三角と受けたところ▲2六飛?!

何じゃコラー?????、としばし指す手が止まってしまいます。

▲7六歩でしょ。そこから△2二銀として角換わりじゃないのか。

 

 

f:id:Drkazu:20180617182135p:plain

 

△8四歩、▲3六飛??!!(エッー)

3四の歩がタダでとられちゃうじゃねーか。何じゃコラ-ともう一度・・・。もう歩は助からない。でもなんだか怖ーい。(すでに相手に呑まれています)

 

f:id:Drkazu:20180617183611p:plain

ビビって△3二金と上がり、▲3四飛とまんまと歩をとられあれよあれよと。

その後は 飛車に存分に暴れられてしまって完膚無きまでたたきのめされました。(ガーン)

私、これが浮き浮き飛車戦法とは知らず、タテ歩取り戦法だと思っていました。

どこかで横歩取りじゃなくタテ歩取り戦法なるものがあるとおぼろげながら知っていたので。

今は違います。タテ歩取りは相掛かりから飛車先交換し、浮き飛車にかまえ△3四歩と角道をあけたときに▲3六飛と寄って歩をとろうすることで△3三金と受けさせる将棋です。このように角頭であっさり歩をとられるようなものとは違います。(いずれタテ歩取り戦法についても書きたいと思います)

しばらくの間は、相手の戦法もわからずこの奇襲野郎、歩はくれてやるわいと無視して自陣の整備をして戦っていました。

奇襲戦法に対しては、相手の誘いに乗らず自分の道を突き進むことでも大切です。特に正体が掴めないときはなおさらです。

以前2017年のNHK将棋講座で山崎隆之八段がおっしゃっていました。

 

”浮き飛車””対策”として検索することでようやくこの奇襲戦法名前を知ることになるのです。(なぜもう少し早く検索しなかったのか)

まず、この奇襲戦法は、

浮き浮き飛車戦法

ウキウキ飛車戦法

目くらまし戦法

と言われており決まった名称はどうやらないようです。

法名がわかれば棋書の入手です。

豊川孝弘先生著

パワーアップ戦法塾 (NHK将棋シリーズ)

の第1章 p48-55に浮き浮き飛車戦法として紹介されています。

対策書ではありませんがまずは相手を知ることは大切。そして、少なからず対処方法はのっているだろうという目算です。

現在新刊とは販売終了しているみたいです。中古品(古本)として入手しました。

次回対策方法を考えていきたいと思います。

 

パワーアップ戦法塾 (NHK将棋シリーズ)

パワーアップ戦法塾 (NHK将棋シリーズ)

 

 

 

 

Shogipic(将棋の局面図を作成できるサイト、無料で提供されています。大変素晴らしいサイトです。)

 

shogipic.jp

なぜあなたの将棋は定跡書通りならないのか?その6

奇襲戦法対策

 

奇襲戦法の棋書について

様々な奇襲戦法。自分が何にはめられたのかもわからないのでは、まじめ人間としては不本意です。

どんな奇襲戦法があるのかを知る必要があります。

たくさんの奇襲戦法を知るにはとにかくたくさん奇襲戦法が載っている棋書にあたるべきです。まじめ人間には奇襲戦法を成敗したいという欲求もあるでしょう。そうするとついつい奇襲対策本に目がいってしまいますが、そこはまずは奇襲本からあたっていきましょう。

湯川博士著 森鷄二監修の

奇襲大全 (マイナビ将棋文庫) (文庫本として復活)

奇襲大全

まじめ人間にはビックリしてしまうようなネーミングで様々な奇襲戦法が紹介されています。戦国時代を彷彿とさせる信長流、謙信流、家康流などに分類(?)されています。日本史を思いだして、奇襲退治を目指していたのについつい奇襲戦法を指したくなってしまいます。ロマンを感じて奇襲側につきたくなってしまうのがまじめ人間の性なのでしょう。本質を理解したいという欲求がここでも襲って来ます。

これで相手の奇襲戦法について知ることが大切です。(しかし、これだけではきっと不十分だと思っています。)

 

 

 

奇襲大全 (マイナビ将棋文庫)

奇襲大全 (マイナビ将棋文庫)

 

 

奇襲大全

奇襲大全

 

 

 

なぜあなたの将棋は定跡書通りならないのか?その5

棋書について

 

棋書の選び方

世の中にはごまんと棋書が溢れています。昨今の将棋ブームで出版数も多くなっています。

効率よく勉強し上達したいのが人情です。選び方も大切になります。

 

Amazonの書評を見たり、

棋書の書評でで有名なサイトと言えば

将棋 棋書ミシュラン!−将棋本のレビューサイト

▲【将棋本】 棋書購入検討・感想スレ▽のまとめブログ【レビュー・評価】

などがあります。

私も利用させていただいていて非常に役に立つサイト思っています。造詣の深い方たちが、そして実際に棋力があり強い人たちの推薦ですから間違いありません。

しかし、力のない低級者にとっては難しいこともしばしばです。

入門者向けの棋書は明らかですから、選ぶのにはそんなに苦労しません。問題はその次ステップです。入門のレベルを脱した初心者から2,3級位向けの本を選ぶのが意外に難しいと思われます。有段者向けの本を購入しても役に立たないことは、私自身が非常によくわかっています。

入門のレベルは乗り越えた初心者から2,3級位向けの棋書について私なりの棋書を紹介したいと思います。

 

ネット将棋では様々な戦法と対峙しなければなりません。そこで、まずはどんな戦法があるのかから理解する必要があります。

まずこれには、上野裕和五段の

【増補改訂版】将棋・序盤完全ガイド 相居飛車編 (マイナビ将棋BOOKS)

【増補改訂版】将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編 (マイナビ将棋BOOKS)

 

が良いと考えています。著者も述べていますが定跡書とは一線を画します。いろいろな戦型、戦法をその歴史から勉強することが出来ます。

まじめ人間にありがちな、

本質を理解したい、歴史を知りたい、その上で最新形を指したい、そして勝つ。というとんでもない理想を実現させる最初のステップとしておすすめできます。

まずは、定跡書ではなく浅く解説されている本ですのでこれで強くなるとはいえません。しかし、これから勉強していろいろな戦型、戦法の大枠を捉えておくことは非常に重要です。知識を深める前に、幅広くたくさんの引き出しを作っておくことが非常に大切と考えます。

 

上野裕和先生、是非とも相振り飛車編の増補改訂版の出版をお願いします。

 

【増補改訂版】将棋・序盤完全ガイド 相居飛車編 (マイナビ将棋BOOKS)
 

 

 

 

 

なぜあなたの将棋は定跡書通りならないのか?その4

相手の奇襲戦法がわからん。

 

知識がなければ相手が奇襲戦法を使っているのかどうかわからんということがあります。

初見のものは確かになんだかわかりません。こちらに知識がなければまったくです。当たり前です。知らないものは知らないのです。

その際は、力戦型として分類して棋譜を保存しておきましょう。

まじめな人はまた有利な展開です。知識があればわかるのです。

深い知識はいりません。あなたの購入した本の中にその答えがあるからです。

社会人、まじめをとことん利用するところです。

奇襲戦法の棋書を普段からパラパラめくっておきます。また、目次だけ眺めるのも良いでしょう。くらった戦法はその特徴から想像できます。そして、棋書からその戦法の名前がわかったら、グーグル先生に聞いてみましょう。

ネット上にその対策方法がきっと記載されているはずです。

しかし、アナログ世代であるが故に、ネット上でいくら見ても覚えられない、頭に入らない頭位こともあります。

やっぱり本でしっかり勉強しないとな。とまじめ人間は思ってしまうのです。

棋書に従って勉強し、ネットの情報はあくまで補助的なものと考えましょう。

 

なぜあなたの将棋は定跡書通りにならないのか?その3

さまざま奇襲戦法の存在
 
将棋の世界には奇襲戦法なるものが存在します。
プロの世界では、なかなかお目にかかることはないようですが、我々素人レベルではたくさんの優れた奇襲戦法が指されています。
 
知識のない初心者、低級組みには、お初にお目にかかればあっという間につぶされてしまいます。
受け方を知らない、受け方が下手、初見の手にビビってトンチンカン手を指す、棋理に合っていないので俺が咎めてやるという身の丈に合っていない対応をしてしまいそれが相手の術中にはまるという悪循環におちいり大差で負ける(ジャイアン~、郷田真隆先生と叫びながら)
 
まじめに定跡書を勉強している人ほど奇襲戦法に対して嫌悪感を抱き、力が入ってしまい、相手の術中にはまってしまいます。
 
ここは視点を変える必要があります。 
ネット将棋ではいろいろな戦法を相手にしなければなりません。奇襲戦法と言われていますが、それはそれで確立された戦法なのです。つまり、奇襲戦法と言われていますが、立派な戦法なのです。マイナーな戦法なのです。棒銀戦法や中飛車戦法と何ら変わらないのです。だから定跡書を勉強するように奇襲戦法を勉強するのです。マイナーな戦法ですから、膨大な変化は逆に少ないのです。あるかもしれませんがメジャーになり得なかったからには必ずや弱点はあるのです。しかも、あなたが発見しなくて良いのです。先人たちが必ず対策を立ててくれているのです。
そう考えれば気楽なものです。
 
ここでまじめパワーを炸裂させるのです。また、社会人という立場を利用するのです。
それは、金に糸目をつけず棋書を買い込むのです。(読み込めれば尚良いのですが、全部というわけにはいきません。我々には時間が限られているので)
 
対戦相手が奇襲戦法を繰り出してきたら、勉強させていただきましょう。ありがとうございますと心でお礼をいって、いつも通り術中にはまってやりましょう。負けてあげましょう。悔しいですが致し方ありません。
 
負けた後が大切です。まずは相手の奇襲戦法がなんだったのかを調べて、棋書に立ち返ります。そして、そのマイナー戦法を勉強しましょう。
これを繰り返すことによに次に遭遇したときにグッと勝率が上がります。
 
マイナー戦法にであうことは少ないです。メジャーな勉強を中心に進め、マイナー戦法にはであったときに勉強するようにしていくことが重要です。

なぜあなたの将棋は定跡書通りにならないのか?その2

 
 
まじめな人ほど本を読んで勉強します。まずは、棒銀中飛車戦法が良いと言われ勉強します。しかし、ほとんどの場合残念ながら力戦型になってしまいます。
定跡書の勉強がなんなんだったのかと・・・・。
 
でも大丈夫です。役立つときが必ずやってきます。それは、将棋ウォーズで3級になった頃からです。3級くらいになると、メチャクチャな力戦型に対してスキが見えるようになるからです。定跡書をなんども並べていることで、相手が定跡からハズレたときにこちらから優勢になる手が見えるようになるのです。
スキが見えると言うことはこちらが相手の棋力より勝っている証拠になります。その勝った状態であれば、力戦型にこちらから持って行くということが出来るのです。つまり、いままで定跡書通りにならなかったのは、自分の定跡に対する理解が足りなかったと言うことなのです。当たり前ですが。自分の定跡に対する理解が浅かったばかりに、相手に力戦に持ち込まれていたのです。逆に相手の理解が浅ければこちらから有利になる力戦型の将棋に持ち込むのです。変な同情で有利に導くチャンスを逃せば勝てる将棋も勝てなくなります。そこは、有利になる力戦型に飛び込んで何度も経験を積むことが棋力アップに繋がるのだと思います。
 
定跡書の勉強は必ず役に立ちますので、諦めずに続けましょう。

なぜあなたの将棋は定跡書通りにならないのか?

まじめな人ほど
 
どちらかと言わなくても、他人様から見れば私はまじめな方です。
まじめだからこそ、いろいろな弊害が出てきてしまいます。
定跡書による勉強をしますが、力戦型になると棋力がまだまだ足りないため、カンタンにつぶされてしまいます。
現在将棋ウォーズ2級にようやくなりましたが、これまでの経験からなぜ力戦模様になってしまうのか思うところがあったので記載しておきます。
 
スキが多い。
 
これにつきます。自分では定跡書通りに指しているようでも、ちょっとした手順前後でスキを作りそこにつけ込まれてしまうことが力戦型になる要因の一つです。
低級ですのでお互い余り定跡を知らんと言うことなんですが、お互いにスキだらけで指しているのでメチャメチャな力戦型になってしまいます。
2級ですが、4,5級前後の方との対戦があります、その際には相手の方のスキが見えるのでそこをつくことにより有利に導くことが出来ます。(相手の方にとってはなんで定跡書通りにならないのだろうということになります)
つまり、逆も真なりで、相手の方が強ければ(その戦型の定跡に強ければ)こちらの序盤のミスは丸見えとなり、定跡通りに指したくてもそれを許してもらえないと言うことになります。(とくに居飛車を持つ場合は、様々な戦型に対応する必要がある。気の抜けない序盤になります。)

特に居飛車の将棋を指す場合は、序盤戦の知識を広く身につける必要があります。 

  この当たり前の事実に気づくのにどれほど時間を要したか・・・

【増補改訂版】将棋・序盤完全ガイド 相居飛車編 (マイナビ将棋BOOKS)
 
【増補改訂版】将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編 (マイナビ将棋BOOKS)