相手先手、私、後手番のある序盤戦
▲2六歩△3四歩▲2五歩△3三角▲2六飛
定跡通り、飛車先を切られないように△3三角と受けたところ▲2六飛?!
何じゃコラー?????、としばし指す手が止まってしまいます。
▲7六歩でしょ。そこから△2二銀として角換わりじゃないのか。
△8四歩、▲3六飛??!!(エッー)
3四の歩がタダでとられちゃうじゃねーか。何じゃコラ-ともう一度・・・。もう歩は助からない。でもなんだか怖ーい。(すでに相手に呑まれています)
ビビって△3二金と上がり、▲3四飛とまんまと歩をとられあれよあれよと。
その後は 飛車に存分に暴れられてしまって完膚無きまでたたきのめされました。(ガーン)
私、これが浮き浮き飛車戦法とは知らず、タテ歩取り戦法だと思っていました。
どこかで横歩取りじゃなくタテ歩取り戦法なるものがあるとおぼろげながら知っていたので。
今は違います。タテ歩取りは相掛かりから飛車先交換し、浮き飛車にかまえ△3四歩と角道をあけたときに▲3六飛と寄って歩をとろうすることで△3三金と受けさせる将棋です。このように角頭であっさり歩をとられるようなものとは違います。(いずれタテ歩取り戦法についても書きたいと思います)
しばらくの間は、相手の戦法もわからずこの奇襲野郎、歩はくれてやるわいと無視して自陣の整備をして戦っていました。
奇襲戦法に対しては、相手の誘いに乗らず自分の道を突き進むことでも大切です。特に正体が掴めないときはなおさらです。
以前2017年のNHK将棋講座で山崎隆之八段がおっしゃっていました。
”浮き飛車””対策”として検索することでようやくこの奇襲戦法名前を知ることになるのです。(なぜもう少し早く検索しなかったのか)
まず、この奇襲戦法は、
浮き浮き飛車戦法
ウキウキ飛車戦法
目くらまし戦法
と言われており決まった名称はどうやらないようです。
戦法名がわかれば棋書の入手です。
豊川孝弘先生著
の第1章 p48-55に浮き浮き飛車戦法として紹介されています。
対策書ではありませんがまずは相手を知ることは大切。そして、少なからず対処方法はのっているだろうという目算です。
現在新刊とは販売終了しているみたいです。中古品(古本)として入手しました。
次回対策方法を考えていきたいと思います。
Shogipic(将棋の局面図を作成できるサイト、無料で提供されています。大変素晴らしいサイトです。)