Drkazu's Life (Hack) blog

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ゴキゲン中飛車対策 超速基本図までの変化 その1

ゴキゲン中飛車対策 超速基本図までの変化 その1
 
後手が△54歩の前に△52飛と順番を間違えて飛車を振ってきた場合
 
▲76歩△34歩▲26歩△54歩▲25歩△52飛▲48銀△55歩▲68玉△33角▲36歩(基本図)
何気ない基本図ですがここまでくるにもたくさんの変化があります。
 
▲76歩△34歩▲26歩△52飛
 

△54歩の前に52飛と早々に振ってしまうとここから▲22角成△同銀▲65角と83角成、43角成の両成がが受からず先手が馬を作れて先手良し。との結論(村山慈明:村山慈明居飛車振り飛車知って得する序盤術.p80)
馬は作れそうですが、級位者ではそんなこともお構いなしに暴れてきそうです。プロで先手良し、先手有利の局面でも簡単にひっくり返ってしまうのが級位者同士の恐ろしいところ。
 
棋書に書いてある”よし”、”有利”の局面以降も研究が必要になる。
 
△32金と▲43角成を受ければ、▲83角成と馬を作れますが、すぐさま△74角と角(馬)には角で対抗されるとあっという間に馬が消えてしまいます。

馬が消えて、サッパリ。(下図)
 

相手の狙い(ゴキゲン中飛車)を外し、左辺にキズを作ったといえます。しかし、まだまだこれからの将棋。
先手としては左辺にキズを作ったので向かい飛車にして8筋から攻め込むのが自然と考えられます。
 
手は広いですが88銀~77銀として88飛と転換して行きたいところです。後手があくまで中飛車にこだわるなら5筋の歩を伸ばしてくると思われます。
 
▲88銀△33銀(壁銀の解消)▲77銀△54歩▲88飛

 
ここから後手は△45角とする変化(両成)と△55歩とあくまで飛車先を伸ばしてくる変化が考えられます。
 
△45角の場合▲48玉△67角成▲78角△同馬▲同金として、片美濃もしくは木村美濃にして行く展開が考えられます。

△55歩の場合は▲48玉△56歩▲同歩△同飛▲66銀として、やはり玉を囲って8筋から反撃して行くのが良いと思われます。
 

 
これで4手目に△52飛と振ってきた場合は咎めてみましょう。(みたい)
 

 

村山慈明の居飛車対振り飛車 知って得する序盤術 (NHK将棋シリーズ)

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