よく将棋が強くなるためには、詰め将棋が大切といわれます。
なかには、実践にはあり得ない形なのでムダなどという意見もあるようです。
しかし、短期間に強くなったという方々のブログなどを読んでみますと、詰め将棋は大切であるという意見が大半を占めます。
なぜ、大切なのでしょうか?
多少なりとも経験があり、いい年(おっさん)でもありますので、まず三手詰みからチャレンジと思い、近所の本屋で売っていた高橋道雄先生の3手詰将棋 (将棋パワーアップシリーズ)を購入しました。
この本の良いところは、1頁に2問掲載され、ページをめくると解答と次の2問が掲載される形になっているところです。そして、チェック欄があり合計3回確認が出来ます。(なくても出来ますが)
しかし、歯ごたえのある問題もあり三手詰みすら解けないという事態に直面しました。
羽生善治先生によれば、終盤力を磨くには、”まずは詰みの形を覚えることが大切である。それには一手詰将棋をやると良い”
とどこかの本に書いてあったこと思いだし三手詰みは一時保留し、1手詰将棋 将棋パワーアップシリーズを急いで購入し、まずは一手詰みからはじめることとしました。
当然簡単なのですが、間違えることもしばしば。
相手の最善手を見落としてしまうこともあります。
実践でも、相手に自信を持って打たれると、つい気持ちで負けてしまい、何もヒモのついていない場所に打たれた駒に対する対応を間違ってしまうことがあります。ただ取れば相手の悪手になるものを、避けたり、かわしたりしてしまうという単純ミスをしてしまうことは初心者ならば誰しも経験するかと思います。
詰め将棋は、それを体感することが出来ます。単に、詰めるだけではなく、相手がどう指すのかを考える、つまり、こちらの先入観、自分の都合の良い手を指すという甘い考えを問い直すよい訓練となります。
詰め将棋は、自分の都合に沿った手を指してくれるだろうという甘い先入観を否定してくれるので、終盤力だけではなく、棋力アップに繋がる大切なものだと考えられます。
私は、まず下記2冊から、はじめています。
レビューは、またいずれ。